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尼僧物語のyumikoのネタバレレビュー・内容・結末

尼僧物語(1959年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

ベルギーの有名な医師の娘で優秀な看護師のガブリエル(オードリー・ヘプバーン)が、修道院に入り、ベルギー領コンゴでの奉仕を目指すお話。実在の人物らしい。

厳しい修行を経て、見習いから正式の尼僧になるが、なかなかコンゴへ派遣してもらえない。その後、経験を踏んだのち、やっと派遣されるが、現地人の担当ではなく、外科医の助手の仕事だった。

作中、何度も何度も、戒律と自身の心の葛藤に苦しむガブリエル。見てて辛い。
悩んで打ち明けると、「自分に厳しすぎる」とか言われちゃう。もう、イラっとする。(←入り込んでる)

結核になったりするも、結局ベルギーに戻され、その頃ヨーロッパでは戦争が勃発。ガブリエルは父の死を知り、「敵を許す」という教えに従えないことを痛感する。

そして、ガブリエルは、修道院を後にするの。

このシーンで映画は終わるんだけど、多分こと後、ガブリエルは祖国のために思う存分自分の持てるものを発揮するんだろうなぁっていうのが伝わってくる。

ずいぶん前に録画してあったこちら。
もう、題名からして全く観る気になれず…
でも、ヘプバーンだし。と、鑑賞。

オードリー・ヘプバーンのちょっと笑顔少なめ、すっぴんで透き通るような美しさを堪能。でもやっぱり、キュートに微笑んでて欲しいなあー、なんて思いながら頑張った。

まるで修行のような時間でした。
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