おにぎり

きつねと私の12か月のおにぎりのレビュー・感想・評価

きつねと私の12か月(2007年製作の映画)
3.6
不意にTVでやっていた。美しく広がる自然の色の綺麗さにいつの間にか囚われていました。野生のキツネと少女のふれあいなのだけど、物語のようなご都合主義がなく、まるでドキュメンタリーのよう。少女はキツネをペットのように可愛がりたいのだけど、キツネはまぎれもない野生。抱っこもさせて貰えないし、噛むし、ジタバタしたり、部屋の中に入れようもんなら不安で狂ったように暴れまわるといったリアルな描写が、素直な感情移入を誘います。野生と人間との距離のとり方をそっと教えてくれる、少し切なくて温かい映画。
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