電気羊

トーク・トゥ・ハーの電気羊のレビュー・感想・評価

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)
3.5
変態映画の巨匠ペドロ・アルモドバル監督作品。
愛とセックスは不可分だと思うが、極稀にプラトニックなものもあるんだろうな。
男は好きな女性とはセックスしたいと思うが、それは男には妊娠する危険がないからであり、女はそうはいかない。
そのため女は妊娠しても良い男を選ぶ立場にあり、セックスに関しては女性優位なんだよな。
ネットで見かけたが、「女の子が言う彼氏いない状態、自動藩履きの前でどれにしようか迷っているだけで、男が言う彼女いない状態は砂漠の中から一滴の水を見つけ出すほどの困難」だそうだが。(ただしイケメンは覗く)

植物状態で入院しているバレリーナを愛し甲斐甲斐しく世話をする男性看護師。
その病院に、事故で女性闘牛士が搬送されてくるのだが、その女性闘牛士も植物状態となる。
女性闘牛士を愛する男は、同じように植物状態のバレリーナを愛する看護師と不遇な境遇を共有するようになる。

だが、ある日、女性闘牛士が浮気していたことを知った男は、しばらく旅に出るが、旅先で女性闘牛士が真がことを新聞で知る。
女性闘牛士の死を知らせてくれなかったことに、憤慨した男は、看護師へ連絡するが、看護師は植物状態の女性バレリーナをレイプして妊娠させた冤罪で逮捕され刑務所に収監されていた。

看護師に会いに行った男は、看護師が同性愛者でバレリーナを妊娠させていない事実を知るのだが、看護師は悲観し大量の薬物で服毒自殺を遂げる。

その後、奇跡的に回復したバレリーナに出会った男は、バレリーナの元気そうな様子を見てせめてもの救いを得るのであった。
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