このレビューはネタバレを含みます
原作 ジョン・W・キャンベル
「影が行く」
監督 ジョン・カーペンター
脚本 ビル・ランカスター
原題 THE THING
名作古典SFの映画化。
不穏な音楽から南極大陸の雪上を駆ける犬
面白い、そして怖い!
次から次へと人を吸収し擬態するThing
分かりやすさとパニックシーンの恐ろしさ、色褪せない名作という感じ
生物に擬態どころか細胞レベルから取り込んだ生物のコピーになる生命体。
誰も信用できなくなるという設定が南極基地という密室でのスリル感を演出
殺しても殺しても血さえ残っていれば再生し、また誰かに取り憑く
あり得ないだろと思いつつ、宇宙生物ならそんな生命体いるかもなと思う。
犬から出てくるところ、超気持ち悪い
ビオランテみたいな顔と口が現れたと思ったら、体中から細〜い触手みたいのが次々に出てくる。このフォルム、斬新。
咆哮もゴジラを彷彿させる。
大きく口を開けるところや人への寄生はエイリアンを思い出す。密室のスリル、全滅の恐怖、そして宇宙や南極という辺境から人類絶滅の危機を想起させるところも似ている
ラストまで誰がThingになってしまったのか、皆なってしまったのか分からない演出
2021.93