ハワード・ホークス版を観たので、こちらのジョン・カーペンター版も観ておこうと出掛ける。が、記録を観たら1999年に観ていることになっている。恐るべし忘却曲線。一片の記憶もない。ジョン・カーペンターはあまり好きでもない作家なので速やかに排除したのかもしれない。
ホークス版はXが可哀そうだったが、本作のXは彼のエイリアンの如くで気持ち悪いったらありゃしない。で、一体誰が乗っ取られているのであろうか、というつまらないサスペンスが全面展開する。でも、アメリカ合衆国が苦戦しているさ中、冒頭のノルウェー人は頑張ったんだなと、つくづく感心したのです。
それにしても、『エイリアン』の化け物のデザインは世界中の異星人嫌のにこころに大きな傷を与えている。
1982年製作公開。原作ジョン・W・キャンベル・ジュニア 。脚色ビル・ランカスター 。監督ジョン・カーペンター 。
早稲田松竹クラシックスvol.148/ジョン・カーペンター監督特集 にて