シャーロック・ホームズ シャドウ ゲームの玄助のネタバレレビュー・内容・結末

エンタメであつかう産業革命時代の空気というものは明治のそれと同様になぜこうも心を躍らせるのだろう。
1990年代のサイバーパンク好きの自分としてはこの19世紀の末期にこそサイバーパンクの原型があるのではないかと思ってしまう。科学の大いなる発達の中で今までの生活がガラッと変わりつつあるこの過渡期においては古いものと新しいものが混在調和していてお祭りのような雰囲気を醸し出してる。ああたまらん。
前作も扱う時代は同じであったが、今作さらにさらにこの時代の独特の芳しい空気をプンプン匂わせてる。すんばらしい。

敵もあっぱれ。頭脳明晰なホームズとの熾烈な読み合い騙し合い、チェスをしながらの答え合わせ、最後の影の戦いからの結末。美しい...

すごいよね。この作品が良いのもそうだけど、原作が19世紀のコンテンツが今日でもこんなにも面白いんだよ？すごい。