「がんばれ!チョルス」においてチョルスを演じたチャ・スンウォン。
彼の出演作は「毒戦」「楽園の夜」以前のものを観ていなかったんですね。で、まずはジーハさんのおススメを観ようということで、コレ。
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ちょうどアカデミー2022外国語映画賞ノミネートの「ブータン山の教室」を観ていたもんで、「おー、なんか設定近いものがあるなあ」と思いながら拝見しました。
ソウルで先生をしているボンドゥ(チャ・スンウォン)はソデの下を受け取って問題になり、江原道(カンウォンド)の旌善(チョンソン)郡(緯度的にはソウルより南で、オリンピックの平昌(ピョンチャン)の隣)にある学校に異動されます。
全校生徒は5人。もう廃校間近の学校で、ボンドゥはソウルに帰りたくて仕方がない。しかし素朴な子供たちとの日々は少しずつ彼を変えていくことに・・。
この先は「ブータン山の教室」とも違ったストーリーが展開するわけですが、子供であれ大人であれ、人との出会いって本当に大切だと思います。今は3月。さらにそれを感じている昨今です。来月はまた新たな出会いがたくさんあるでしょう。コロナの日々が長い今、より人とのコミュニケーションの楽しさや有り難さなどを感じちゃいます。
「ブータン山の教室」と今作、とても似ているなと思い、大切だなと思う点。それは主人公がなかなかなびかないこと。良くも悪くも”自分”というものを恥じず大切にし、またその変化も素直に受け入れつつ、ゆっくり融合していくんです。
書いてても、この微妙なニュアンス伝えるの難しいなと感じますが・・。
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チャ・スンウォンさん。
もちろん素は知りません。
役者としてのこの方しかわかりませんが、味わい深い方ですね!
ハ・ジョンウのタイプでも、ソル・ギョングでもなく、あえて言えばマ・ドンソク、ソン・ガンホの側?なんて言うか、役に合わせに行くんではなく、役を自分に寄せるというかな。
で、巧い。
またご自分をわかっていらっしゃるんでしょう。
『しばし離れるだけ』
「ヒディンクの言葉だな、騙されないぞ!」
これ、笑いました。韓国のサッカーファンの気持ちでしょうね!w
〈343〉
チャ・スンウォン차승원出演映画completed 2023.9現在
filmarks未掲載:「ラブリーライバル」「同窓生」
*日本未公開+ソフト未発売は除く