Keiseihhh

ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合のKeiseihhhのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

肥満体質のクランプ教授が痩せ薬で、超イカした笑 バディ・ラブに変身!このバディ、何てことはないCG加工などされていない主演のエディ・マーフィーそのものなのだが、それが超人的で能力的にも優れていて人々が憧れる要素を持つ、というのがなかなかに示唆に富む。そう、黒人俳優として白人映画の居城ハリウッドを席巻した彼、エディ・マーフィーこそ、やはり人々の憧れの的バディ・ラブそのものなのだ。だがこの作品、一時期俳優として低迷したエディの心情も投影されていてかなり面白い。年齢的にも、ハリウッドではかつてのイケイケのエディで通せなくなった背景もあるだろう。最後痩せ薬ともバディ・ラブとも別れて、愛犬を連れ立って夕焼けの向こうに去るクランプ教授は、全盛期を過ぎた本当のエディ・マーフィーそのものだと思える。彼のラストゼリフが胸を打つ。「大切なのは本当の自分を受け入れることです」なかなかの出来。よって3.7ポインート!
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