嬉しいフリッツ・ラング作品。
旅先で恋に落ちて結婚した妻は、少しずつ夫の秘密を知ることとなり…。
幼少期の強烈な記憶とか、本人も気付かない潜在意識とか、ヒッチコックの「白い恐怖」を連想したが、当時はフロイトの無意識が映画でもブームになったのだろうか。
ジョーン・ベネットはフリッツ・ラング作品4作目。
あの美貌と気の強さは、怖い者知らずのお嬢様役にピッタリ。
夫は「バルカン超特急」のマイケル・レッドグレーヴだが、彼の魅力が余り伝わってこないのが残念。
ストーリーが緩いのか脚本が冴えないのか、ハラハラドキドキは少な目でした。