メル

扉の陰の秘密のメルのレビュー・感想・評価

扉の陰の秘密(1948年製作の映画)
3.6
嬉しいフリッツ・ラング作品。

旅先で恋に落ちて結婚した妻は、少しずつ夫の秘密を知ることとなり…。

幼少期の強烈な記憶とか、本人も気付かない潜在意識とか、ヒッチコックの「白い恐怖」を連想したが、当時はフロイトの無意識が映画でもブームになったのだろうか。

ジョーン・ベネットはフリッツ・ラング作品4作目。
美貌と気の強さで怖い者知らずのお嬢様役にピッタリ。

夫は「バルカン超特急」のマイケル・レッドグレーヴだが、彼の魅力が余り伝わらないのが残念。

ストーリーが緩いのか脚本が冴えないのか、ハラハラドキドキは少な目でした。
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