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禁じられた遊びのtilyokujinのレビュー・感想・評価

禁じられた遊び(1952年製作の映画)
4.2
家にDVDあってそれがかなり印象的で再度しっかり観た。

1940年代戦争真っ只中。子供達は大人の戦争によって沢山のことを奪われていく
それでも彼らは純粋に今を生き、恋をして、大人へと成長する。その無邪気さと悲しい現実が同時に映されていて、とても悲しくなった。
ポーレット役の子役の演技が天才すぎた、怖くなった時にミシェルの名を何度も叫んだり、パリの子供っぽくお嬢様だったり。
リメイクが出ているみたいだけど、白黒のフィルムにあの子役達だから出しえた物語だろう

あそこまでキリスト教が信仰されている中でお墓教会から十字架を盗んで、動物を埋める(虫に限っては殺して埋葬してる)という背徳行為。まさに“禁じられた遊び”。
もっと過激になってゆくのも想像したけど、それはまた別のお話。ラストシーンもミシェルとポーレットの簡単にはいかない今後を想像させて終わるという。とても胸にきた
あとギターのbgm◎
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