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天安門、恋人たちのtilyokujinのレビュー・感想・評価

天安門、恋人たち(2006年製作の映画)
4.1
35mmアップリンク試写会にて
時たま写る右上の白い丸。カメラの劣化によるものだろうが、同じカメラで撮り続けていて、グラフィックが進化していく現代では決して出てこない無用の長物
ロウイエのシャドウプレイでは、暴行や行動の裏にあるキャラクターの心情が見えずらかった。今作では、天安門やベルリンの壁等の政治背景や若気の恋という、不安定で衝動的になってしまう中での心情が少し伝わった。

ユーアンは一度もタバコに火をつけなかった。ユーアンが求めるとそこに勝手に男が火をつける。そんな、自堕落な生活は本当に想いを寄せている彼の為。
お互いが近づくと不安になり、離れると自堕落を繰り返す。想いを寄せ合えている気がするから。彼に対するセックス以外の唯一の奉仕。完全無修正版で2時間半弱だけどラストシーンまでもずっと良かった

デモのシーンが素晴らしくリアルで、実際の映像使ったのかなと思って配給の人に聞いてみたら、まさかのアップリンクが撮影したドキュメンタリーだったらしい。流石
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