仁烏

禁じられた遊びの仁烏のネタバレレビュー・内容・結末

禁じられた遊び(1952年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

少年が虫を殺したシーン。
少年は少女に責められ、自分ではなく空撃が虫を殺したみたいなことを言う。
少女の「殺さないで!殺すのは嫌!」が非常に印象的。
少女の中で、死ぬことと殺されることは完全に別物。
戦争で死んだとは言うけれど、戦争下で人に殺されたとはなかなか言わない。
それが人の戦争への認識。
戦争で少女の両親と犬が死に、少女を一時世話してくれた家の男性が馬に蹴られた後死に、少年の行いで虫が死に、フクロウの餌としてネズミが死んでいる。
生と死と愛と価値観、色々詰まった映画。
静かな曲が印象的で、映画をとても魅力的なものにしていた。
仁烏

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