オーウェン

17歳の処方箋のオーウェンのレビュー・感想・評価

17歳の処方箋(2002年製作の映画)
2.7
冒頭息子のイグビーが母親を窒息死させる。
一体なぜこの経緯に至ったかが遡って明かされる。

本来この母親が非常に高圧的であり、周りの人間にも敬意を欠く振る舞い。
そのせいで父親は精神を病んで入院してしまう事態。
イグビーの方は士官学校に無理やり入れられたりする始末。

父親のために母親を殺すという名目。
問題はこれを成立させる心情がこちらに伝わりにくいということ。

スーザン・サランドンなどキャスティングに灰汁の強い人物が多いので、繊細さを象徴するようなキーラン・カルキンでは大人への背伸びとしか感じられないのが痛い。
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