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デリカテッセンのotomのレビュー・感想・評価

デリカテッセン(1991年製作の映画)
5.0
四半世紀ぶりくらい。長編デビューにしてほぼ完成形のジュネ+キャロで、90年代の青春の匂いが蘇る様。映像は勿論の事、音符からノイズまでの音使いが細かいとこまで徹底されていて飽きるシーンがないから見事。肉食の暴走っぷりと菜食主義のせめぎ合いってな具合で、現在ではその立ち位置も大分イーブンになってる気もしなくはない。テリー・ギリアムなんかと比較されがちなディストピア感だけども、後の作品含めてサウンド含めた映像センスと細かさは唯一無二って感じ。で、建物の雰囲気が逆にシネマライズっぽい。
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