シェパード大槻

2001年宇宙の旅のシェパード大槻のレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
5.0
人類の祖先が道具を使い始めたのはあの板の刺激のような奇跡からなのかもしれない。骨片と衛星は同じといえば同じだし違うといえば違う。道具というメディアであるが僕らを拡張するその度合いはかなり違うね。9000型コンピュータ(道具)は反逆したように見えたけど、本当は搭乗者の彼じゃない他の誰かの道具として忠誠を通していたのかもしれない。円柱の側面を床とする設計すごい。脅威な自然よりも脅威の人工物の方が怖いと思った。海に沈むよりも原子炉の方が怖いってこと。変なこと起こりそうだから。板がスマホの形なのすごい。宇宙の抽象的な映像美しかった。神を描くとか真理を言うとか宇宙の映像を作るとかそういう恐ろしいことができる人間が(自分の中にその正解があるはずないのに具体化する)ラスコーリニコフの言うところのナポレオンなんだな。帰ってきたベイビーは実験の結果なのかしらなあと思った。

調
1モノリスは道具を使うきっかけ、2モノリスは人類が月に着くまでに進化したことの確認、3スターチャイルドにして高次元異星人の仲間入り?(異星人たりてない?)