湯

2001年宇宙の旅の湯のレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
4.6
意図は分かるが、冒頭の長いサルビトのくだり、あそこまでいるか?とは思ってしまうものの、その後は至福の時間。

テンポはゆったりで、登場人物が感情を表に出すシーンもほぼ無いので、人によっては眠くなるだけの映画だが、キューブリックがこだわりぬいたカメラワーク、美術、物語。今観ても古さを全く感じない映像表現をたっぷり堪能出来るので、最高。ホントに1968年の作品とは思えん。宇宙空間や宇宙船内外の造形を観てるだけで超楽しい。
ブレードランナーと並べたいSF映画のマスターピース。

後半は展開にドライブが掛かり、AIに対する先見性や警告、まだ見ぬ遠い宇宙ってこんな感じなのかも等、思いを馳せながらラストシーンを見届けるのであった。

映画本編とは関係ないけど、日清のカップヌードル食べたくなるね...。
湯