『2001年宇宙の旅』の続編。
スタンリー・キューブリック監督から、ピーター・ハイアムズ監督にバトンタッチ。前作から16年経ての作品だが、映像表現は80年代当時のSF映画感が強く、2001年ほどの衝撃度や革新性は薄い。どうしても今作は古さを感じてしまう。
また、物語が分かりやすくなった反面、神秘性が薄くなってしまったのも評価が分かれる原因なのかなと思った。
ただし、前作の謎を回収してくれるところや、前作で希薄だった人間ドラマや感情描写。国を超えた協力関係など、良いところもたくさんある。終盤のチャンドラ博士のシーンは2作通して観ると、とてもグッとくる。
ヘレン・ミレンがとてもお若い。