Tetsuya

2001年宇宙の旅のTetsuyaのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
4.6
何十年ぶりかの観直し。
ヨハン・シュトラウスの青き美しきドナウに乗せて優雅に宇宙を飛行する宇宙旅客機。
人間の作り出したコンピュータHAL(IBMの一つづつ前の文字の頭文字)が逆に人間を裏切ってしまう展開。
地球外知的生命体の存在。
そして輪廻転生。
この映画が後の映画に与えた影響は計り知れない物がある。
とても50年前の映画とは思えない完成度と映像の緻密さ。
難解で抽象的な表現の映画ではあるけれど、そこを抽象的で終わらせず強烈なメッセージとして後世に残したキューブリックにはやはり驚嘆せずにはいられない。
彼の作品一通り見直してみようかな。
新年1本目にはふさわしい作品でした。
Tetsuya

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