少年と馬の感動の友情物語
総指揮フランシス・コッポラ
撮影キャレブ・デシャネル
細い脚で颯爽と駆けてゆく黒い馬
漆黒の被毛、風になびく長いたてがみ、引き締まった筋肉!
まだ若いのかな..とっても美しい馬でした。
父親と船旅中、嵐で海に投げ出された少年と野生の馬。
前半の無人島のシーンがとてつもなく美しかった。
夕陽に染まったオレンジ色の世界をふたりが影絵のように駆ける
白い砂浜に残る馬と少年の足跡
大自然を背景に、少年と馬が心を通わせてゆく..
人馬一体となって海岸線を走るシーンは、アルベール・ラモリス監督の「白い馬」を思い出します。
幻想的なショットの連続にうっとり!
後半は、ガラリと変わって夢と希望に満ちた児童文学らしい展開へ。
主役の少年は牧場で生まれ育ち、幼い頃から裸馬を乗りこなしていたそうです。
撮影の騎乗は替え玉無しって凄い!作品の中で、本当に馬と心を通わせていたのですね。