RIO

その土曜日、7時58分のRIOのレビュー・感想・評価

その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)
3.8
家族が全員で一方通行という事態
関係が冷ややかだなぁ

助けてと言えない苦しみ
望む父親にも子供にも夫になれない

シドニー・ルメットの追い込み方が強烈で苦しみながら観るしかない
生きているうちには苛まれるだけで
死を迎えるより自由はないのか

もう憎悪しかない家族の舟の行き先は地獄行き
悪の元凶はお兄ちゃんだけど遡る悪の源泉はどうなのか
結局は弟に実損はなかったものの未来永劫の苦しみは廃人になりかねない
バリバリ生き地獄を味わっています

可笑しさが哀愁を誘うイーサン・ホークのダサい変装
ホフマンとアルバート・フィニーの演技もシリアスでした

オープニングに書かれていた言葉が悲しい余韻となった

死んだことを悪魔に知られるよりも
早く天国に行けますように
May you be in heaven half an hour before the devil knows you're dead

アイルランドの乾杯の言葉
RIO

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