ぐるてん

口裂け女のぐるてんのネタバレレビュー・内容・結末

口裂け女(2006年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

とある町に口裂け女が出没して小学校の先生が奮闘する話。

サトエリ来たー!別にタイプじゃないけどサトエリに異常な興奮を覚えるから自分にとってカリスマ的存在なんだと思う。
懐かしの加藤晴彦も出てる。小学校の先生役なのにピアスホールが有るのが気になったけど、この時代だとピアスホールが有っても真面目な役を演じるのが普通だったのかな。

今作はキャスティングが豪華な白石晃士監督作品。それだけ大きいところから仕事を受けたんだろうけど、内容はなかなかどうしてだった。脚本が二人体制なのも理由かもしれない。

個人的にPOVの巨匠として君臨している白石晃士監督。POVの真髄は辻褄合わせであって、そこへのこだわりは誰よりも持っているはずなのに本作は色々と破綻していた。初期は仕方がないのかもしれないけどそれが1番残念だった。

口裂け女の名台詞「私キレイ?」を「私を切れー」に改変したらそれは口裂け女じゃなくなるし、ご都合主義な逃げじゃないのかな。

児童虐待をテーマに、口裂け女を伝染する怪異として描かれている本作は斬新な切り口で攻めていたけど色々と詰めが甘かった。
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