文化大革命という、大きな政治の波に巻き込まれて翻弄される庶民の話。
いち地域の小さな食堂で起こる出来事だけど、なんの落ち度もない一般人が理不尽な目に遭う、当時の集団圧力のような空気が漂っていたのが分かる。
文革の政策的な背景は調べればなんとなく知る事はできても、国内では何が起こっていたのか？
お隣の国の、そう遠くない昔の話。
そういう意味で人々の思想や意識、振り回されっぷりを知れる資料的価値のある作品なんではないでしょうか。
それでもほんの一部なんでしょうけどね。
いつ終わるとも分からない革命運動に、豚のようになっても生き抜く！
なんて考え方、普通はできそうもないけですどね。
