ゴン吉

座頭市逆手斬りのゴン吉のレビュー・感想・評価

座頭市逆手斬り(1965年製作の映画)
4.0
盲目ながらも居合斬りの達人である渡世人の生き様を描いた「座頭市」シリーズの第11弾。
勝新太郎が主演、滝瑛子がヒロインを演じ、藤山寛美、石山健二郎、水原浩一、島田竜三らが共演。

盲目の渡世人である座頭市(勝新太郎)は、もぐり賭博の罪で役人に捕まり牢に入れられるが、そこで荒磯の重兵衛(石山健二郎)の身代わりで捕まった渡世人(島田竜三)から、彼の無実を証明するために重兵衛に知らせて助けて貰えるよう頼まれる。50叩きの刑で釈放された座頭市は的屋でお調子者の百太郎(藤山寛美)と知り合い、弓で的を当てて五十両の大金を手に入れる… 

勝新太郎の代表作である盲目の渡世人・座頭市の活躍を描いた時代劇。
ロウソク斬りをはじめ沢山の居合斬りを魅せてくれる。
ヒロインは滝瑛子が演じる流れ者のお米。
本作の悪者は銚子の貸元・荒磯の重兵衛(石山健二郎)と片瀬の島蔵(水原浩一)。
遊び人の百太郎を演じる藤山寛美がコミカルにストーリーを盛り上げ、座頭市の名を騙って市に成りすましていい思いをする。
クライマックスでは座頭市が漁村で大暴れ。落とし穴や縄、漁の網、火縄銃に対して座頭市は二刀流で立ち向かう。 
盲目の目で太平洋を眺める座頭市が感慨深い。

2024.3 BS12で鑑賞
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