Tully

ザ・ファーム/法律事務所のTullyのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公が弁護士でありながら法廷は一切出ず、アクション少しありのサスペンス映画である。優秀な弁護士が入社した弁護士事務所は、マフィアとの繋がりがあった。そこにFBIからの接触があり、スパイとして働き事務所とマフィアの繋がりの証拠の提出を求められる。板挟みの中、どちら側にも協力する振りをしながら、結局は仲間と共に自らのみが助かる道を計画し実行する。155分の映画であるがテンポ良く進み、飽きることなく見終えることができる。他にも、妻との関係・不貞、兄の釈放、のエピソードも織り混ぜ、場面展開と幅を持たせたストーリーとなっている。分かりやすく展開が進むので取り残されずに済む。またピアノを基調とした音楽も小気味よく、映画のテンポを支えてくれる。最初にFBIと接触後、黒幕である弁護士事務所幹部に報告する時点で、この映画への期待値が上がった。また不貞行為を妻に告白するシーン。映画を通して主人公の葛藤や悩みはそこまで描かれず、あくまで彼の行動と言動により、彼の一貫したモラルと倫理を表現している。明るい雰囲気のサスペンスで、ハラハラ出来るのが良いです。トム・クルーズ出演作品の中で一番好きな作品かもしれないです。
Tully

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