Tully

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)のTullyのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前年の作品では作画もストーリーも演出も劇場限定キャラクターの過去を生かした作品への絡め方も提供された楽曲もその他もどれをとっても大変作りが良い作品になっていたので同等のものを期待して今年の作品を鑑賞すると肩透かしを喰らいます。作品が始まって暫くはかなり賑やかな内容となっているのでこれからどんな物語を展開するのか楽しみてしたがお宝争奪権も空箱を追いかけただけですし、公開前にあんなに推していたはずの刀というアイテムも事件を解決する際にはかっこいい見せ場もなくガッカリしました。平次が北海道の各所を転々としていた理由も鑑賞中は 「まさかそんな理由で!?後から本当の理由がでるのでは?」 と思いました。平次と和葉の告白シーンでも今回、この映画でその演出にしなくてもなーと残念に思いました。また、コナンという作品においての主人公としての根幹を揺るがすような設定が出てくる内容となっておりますのでそれならば 「それなりにそこを魅力的に描くストーリーを作れたのでは?」 と残念な気持ちになりました。探偵として活躍している子供の実家に盗品があるって何なんでしょうね。何かしらにおいて映画としての魅力のポイントがあったら良かったと思いますが纏まりきれず、キメきれずといった印象でした。昨年ですが演出が硬質ながら蘭への思いの強さが感じるシーンはどれも魅力的でしたし、コナン君が最後の最後で大波を打ち消すシーンは本当に本当にかっこよかったです。
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