伏線回収のために都合よく物語が進行するのでいろいろと首をかしげるのだけど嫌じゃないというか。突っ込むのが野暮みたいに思えてくる。
最後の現在と過去で打ち上がる花火がなんと美しいことか。
堺雅人と竹内結子がそのまま大学生を演じるのはいくらなんでも無理があるが。
一言も喋らずヘッドホンをしてる随分と奇妙な出で立ちの永島敏行がハマってました。ショットガンの撃ち方はなかなかフレッシュ。あとキルオのもはやアニメ的キャラも濱田岳だから許せる範囲に。
中盤から後半にかけての展開をもっと詰めていけばもっと面白いと思います。
5.15
少し見てみるか程度の気持ちだったが最後まで見てしまった。伏線のための伏線というのは気になるが青柳を助けようとする一つ一つの行動が意味を持って生きてくる大団円に頬が緩む。伊坂原作なのでセリフがクサいなぁというのはあるけどある程度抑えめ、ショットガン男やキルオなんかは浮いてしまうのだがこの映画自体が荒唐無稽であるため気にならない。ショットガンの動作気合い入っていてナイス。あの車目立ちすぎるし、花火とかはもっと質の高いCGであればというのもあるし、それで吹っ飛んでいくショットガン男はあまりにも漫画的すぎるなど細かいところで気になるけど花火をバックにした堺雅人と竹内結子のキスシーンは綺麗だったので許してしまう雰囲気に。石丸謙二郎の目が怖い。
