原作読まずに映画2作目。
思ったことは、おそらく原作にはいろんなエピソードが散りばめられていて、各映画はどこに重きを置くかなんだろうな、っていう書いてみれば当たり前のことです。
1949年版は、数多いエピソードを同じテンションで描いた作品だと思う。4姉妹それぞれにストーリーがあって人物像を描きやすいが、ポイントが多すぎて、しかもかなり速いので、着地点が最後までわからなかった。
今回の1994年版は明確にジョーが主役である。よって、例えばベスの人見知り克服エピソードなどは含まれていないが、エイミーとの確執つまり本を焼いてしまったり、氷に落ちるなどのエピソードが含まれる。
唐突感のあったエイミーの結婚エピソードも肉付けされている。見やすく現代風にチューニングしたのが本作。
そう言った意味で最後ジョーの作品が『My Beth』から『Little Woman』になっていたのは、テーマをわかりやすくするための改良か。
みんな大好きウィノナライダーと、イケメンなのに何故かちょっと見てて個人的にウケるクリスチャンベイル。