このレビューはネタバレを含みます
楽園に導く
健闘したなアトレイデス
IMAXレーザーGTにて鑑賞
何も始まっていなかったPart oneに続き、全てを回収する重役を背負っての本作です。
前作に続き、圧巻の砂漠描写!惑星アラキスやハルコンネン家の描き方も相変わらず素晴らしかったです。
DUNE の見せ場は、なんと言っても最後にサンドワームに乗って乗り込んでいくシーンとラウザとの決闘です。
サンドワームに乗るシーンは丁寧に大迫力でした。砂の民に受け入れられるようになって、サンドワームに乗れるようになって…と、上手く進んでいるのか気持ちいい場面です。
ラウザも良かった。ツルッとしたサイコ。だけど、彼は彼なりの戦いの美学で動いているようでした。
ドゥニ版の特徴は、単なる貴種流離譚に終わるのではなく、フレメンたちの幸せを動機にポールが戦うことだと思います。だからこそ皇女イルーランとの結婚の話にもなる。チャニにとってはアンハッピーな結末かもしれませんが、続きは構想中のPart threeに期待したいところです。
一方際立つのは、ベネ・ゲセリットの気色悪さです。権謀術数に長けた闇組織にしか見えない。。。
正直、途中だれるところもありました。が、このビッグコンテンツを見れる喜びですね。堪能しました。