夜明け前が一番暗い
たしかに、朝が来なければあらゆる生命は誕生しなかっただろう
しかし、夜が存在しなければ、地球の外の世界に気づくことはできなかっただろう
男女の友情の話題に興味はないんですが、でも助けることはできる。
こんなにも優しい映画は久しぶりです。余韻。
現代社会で働く人であれば、精神的な病とは隣り合わせ。みんな何かしら抱えて生きている。
理解することはできる。
お互いの距離がぐっと近づく散髪シーン。
お互いの病気を笑いに変え、お互いに知ろうとする。
お互いに影響を与えて、気づいたら忘れ物を届け、お土産にたい焼きを配り、夢を語るようになる。
全てを語らないのもこの映画のスマートなところ。恋人との別れ話で、「外で話そう」間をおいて「わかった」は良い演出だと思いました。
藤沢さんのみかん歩き喰いなど、少し変わったところも良ければ、
なんと言っても栗田科学の面々。藤沢さんの「栗田科学で働けて幸せでした」の言葉の重みよ。これ言われて、涙を隠すようにさりげなく後ろを向く社長もいいね。素敵なシーン。
雨のシーンで始まり、お天気雨で終わる。
パンフ良いです！
