urukali

回路のurukaliのレビュー・感想・評価

回路(2000年製作の映画)
3.0
一部内容には触れているけどネタバレにはなっていないはず。
気分が夏のホラー祭り感高まったので見てみた。
幽霊ってなんなんだろうね。
一般的に言われる「生き物が死にその後肉体から解き放たれた魂、またその思念」だとして、生命が誕生して今日までどれだけの死があって"それ"になってるのか、と考えると地球に収まらないんじゃない?ってのは一度は考えるもんだよねと思っているんだけど。
しかもそれが人間だけじゃないとかだったとしたら、めちゃくちゃ気が遠くなるよね。こわっ。

話自体は結局この映画の舞台で最終的に何が起こってるの??ってくらい極端な演出があってマッハで置いていかれてしまうのどうなのとは思ってる。
途中のリケジョ小雪が説明してた人間の社会学だかをいれたプログラムの「くっつきすぎると消えちゃう(壊れちゃう?)けど、離れすぎると引き寄せ合う」みたいなやつでうーんとなった。
あと麻生久美子サイドの社長?の「こちらが励ますつもりでかけた言葉が、相手に追い打ちをかけることがある」みたいな言葉もうーんとなる。
これ小説かなんかあるんだっけかな。
原作でないにしても説明が欲しい。
なんていうか、ホラーというかミステリーみたいな、2000年前後のサブカルっぽいのが流行った時の懐かしい空気の映画だった。
世代としてダイヤルアップ接続とかインターネットを始めるとかそういう転換期というか時代的なものとかがなんというか胸にくる。これがエモいってやつかな。
個人的にEDのCoccoにもやられる。
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