このレビューはネタバレを含みます
最初に観た際は字幕だったが、今回は吹き替え。玄田哲章最高だな。
ゲリラに捕まった要人救出のため、選りすぐりの小隊を率いて中米の小国バルベルデの密林に向かうダッチ少佐ことシュワちゃん。女兵士を除く敵兵全員皆殺しにして引き上げる途上、姿が見えず足音も残さない正体不明の何かに襲撃されてしまうエイリアンパニック。
...などと改まって粗筋を書くまでもなく、プレデターシリーズの記念すべき第1作目にして元祖。
視界の悪い密林で姿の見えない敵にいつ殺されるか分からない恐怖は歴戦の強者であるはずの小隊メンバーの動揺と錯乱からひしひし伝わって飽きさせない。そしてそんな怪物相手に罠を駆使してタイマンで戦うシュワちゃんしゅごい。
「...血が出るなら殺せるはずだ」絶対に殺すという強烈な意思を感じる名台詞。
サーモグラフィーで敵を探知&ロックオンするショットは作り物じみてて好き。
未知のテクノロジーを駆使して戦う割には後半自然を利用した武器にボコボコにされるプレデターに笑う。何かに似てると思ったらあれだ、惑星エンドアでイウォークにやられるストームトルーパーにちょっと似ている気がする。
モンスター映画でタイトルロールをなかなか登場させないって結構英断だな。凝りに凝ったデザインをわざわざ出し惜しみしてる感が凄い。この辺はジョーズにも通じるモンスター映画の文法なのかな。