これ二回観たんだけど二回ともどちゃくそ泣いたんだよなあ。本当に人間の傲慢さとAIの純真さが対比されてダメだった。例えばなんてことないぬいぐるみにだって愛着湧くじゃん。でも世の中にはそうで無い人達もいて、結局は責任なんて軽々と無視して割とあっさり放り出したりする。愛されるために生まれてきたのに捨てられて、死ぬほど怖い思いをして、それでも愛を求めて「生きる」。ジュードロウの演じるアンドロイドのある台詞を聞いて、「それでも所詮は命の無いロボットの電気信号から出たものだから」なんて俺は言えない。そもそも人間は電気信号で動くバグの多い精密機械だと思ってるし。
それにしてもスピルバーグって監督は凄い。激突みたいな娯楽映画から、プライベート・ライアンみたいな人間の信じられないようなグロテスクさを容赦無く曝け出す作品まで描くなんてどんだけ間口が広いんだ……