----
病気でずっとコールドスリープ状態のひとり息子がいる夫婦のところに、子供のロボットがテストで送られてくる。
その子供のロボットには実験的に親を愛するプログラムが初めて行われていた。
平和な家庭になるかと思ったところに、コールドスリープしてた息子が退院して戻ってくる。
-----
この映画、こんなに怖いというか可哀想な映画だということを久しぶりに思い出してる。
一生「親を愛する」プログラムがセットされたロボットは、呪いがかけられたようなものね。
観客もデビットが、ロボットだと忘れかけた頃に食べ物を食べたデビットの顔が崩れて、お腹を開いて修理するシーン。家族も観客もこの子はロボットだと再認識する。
パーティーでナイフを手に刺されそうになって、息子を抱えたままプールに落ちるデビット。息子は救い出され、デビットは水中に残される。
こういった、この子はロボット描写と感じさせる演出がとても上手い。
でも、ロボット達が壊される殺戮ショーでは観客はデビットの見た目から彼を守ろうとする。
ジュードロウのロボット演技もとても良かった。熊のロボットが可愛いかった。