Punisher田中

A.I.のPunisher田中のレビュー・感想・評価

A.I.(2001年製作の映画)
4.0
「僕は、ブルーフェアリーを探しているんだ。」

息子のマーティンが不治の病を抱え、気を病んでいる母のモニカと、父のヘンリーの元へ、一生母親を愛する事をプログラムされた、愛を持つロボット、ディビッドが試験的に贈られる。
二人は、次第にディビッドを息子同然に接するようになるが、ある事情からモニカに捨てられてしまう。母親にまた愛してもらえるように“人間になる方法”を探して旅に出るというお話。

かなり、見ていてきついものを感じる映画だった。スピルバーグは人間が嫌いなんじゃないかと思われるくらいだ。
ロボットでも心を持っていれば人間同然だと自分は思っている。臭い話になるが、自分は姿形や種類や人種など関係なく、人の本当の形は心だと考えているから人種差別をする人、虐める人を理解できない。

だが、誰もがそういう考えでないこと。だから、争いが起こるし虐めや差別は収まらない。
結局、人間は十人十色だということだ。
この映画はこんな感じで様々なことを訴えてくるため、考えさせられる。
それくらい良い映画だった。ありがとう。