RyoIkeda

真夜中の虹のRyoIkedaのレビュー・感想・評価

真夜中の虹(1988年製作の映画)
3.7

波瀾万丈を、74分で。

フィンランド北方の町で失職した一人の男。
父から貰い受けたキャデラックを駆け、南を目指す。
ところが、さっそく強盗に遭い一文無しの身に。

カウリスマキ監督の削りに削った演出で物語はスラスラと進んでいきます。
しかし、だからと言って淡白ではなく観客の想像を広げる豊かさも持っている。

映さないことで、語れることがある。
広がるイメージがある。

そんなことをサラッとやってのけるアキ作品にハマりつつある。
RyoIkeda

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