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砂時計のghostboatのレビュー・感想・評価

砂時計(1973年製作の映画)
4.0
面白かった。ホドロフスキーっぽいと勝手に決めつけて敬遠してたのがバカだった。部屋に何体も並ぶマネキンだったり、光源がないのに光で照らされているベッドだったりと幻想小説を視覚化したイメージの連鎖が最後まで続いていく。

迷宮を彷徨っている主人公の視点を追体験するかのような流麗な移動撮影が秀逸。主人公が病院を訪れる場面における低位置による横移動なんかは中川信夫っぽかった。空→車窓→車内へと移動していくロングテイクのオープニングは興奮しました。
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