桔梗F

雨の午後の降霊祭の桔梗Fのレビュー・感想・評価

雨の午後の降霊祭(1964年製作の映画)
4.0
先ほどようやく出張から帰って来ました(n‘∀‘)η
3時間しか寝てない…

今日気付いたんですが、フィルマークスのタイムラインって、たまりすぎるとスクロール限界くるんですね…自分だけ?

一昨日から、ちょびちょびしか開いてなかったんで、今朝以前、約1日半分のみなさまのレビューがすでに読めません(´д`|||)
ご了承ください。

して、映画の話ですが、こちら一部の映画ファンに極端に評価が高い英国産サスペンス。
いわゆるカルト映画ってやつです。

ストーリーは、子どもの死産以後、頭がイカれてきた霊能者の妻と無職で気の弱い夫が金持ちの娘を誘拐を計画。

自分たちが誘拐した娘の居場所を、霊能力で当てて、名声を高めようというもの(;゜∇゜)

究極の「自作自演乙」( ;∀;)

本作は、黒沢清監督も大好きで、役所広司主演で「降霊」というタイトルでリメイクしてオマージュを。

※オリジナルとリメイクの違いは…
・リメイク版は誘拐はしようとしてしたわけじゃない
・一応オバケがでる
・結果は同じだけど、そこまでの過程がまったく違う

よって
オリジナル版はオカルト風味サスペンス。※オチはけっこうきますよ( ;∀;)
リメイク版はややホラー混じりのサスペンスとなってます。

黒沢監督の「降霊」も隠れた名作なのですが、元ネタがサスペンスなので「怖くない」「オバケがあまり出ない」と怖いJホラー映画を期待してた方には評判がよくない(;´∀`)
これは残念…

では、オバケも出ない、地味な本作は、何が優れているのか?

・主演二人の演技合戦!
イカれ妻(キム・スタンレイ)の表情と言動の怖さ( ;∀;)
主犯
気弱で、良心が痛むが、妻に同情し、イカれ妻の命令通り動く夫(リチャード・アッテンボロー)のおどおどした演技(´д`|||)
実行犯

もう、キム・スタンレイが死産が原因とはいえ、理不尽過ぎて怖いし、ムカムカ!

いったい誘拐は成功するのか?その結末はいかに!?(;゜∇゜)

イギリスは昔からミステリー系もオカルト映画も得意です。

こちらは本来けして混ぜちゃいけないもの(オカルトとミステリー)を混ぜながら、見事に破綻なく最後まで見せる良作なのです(;゜゜)

というわけで、派手な展開やオカルト要素、究極のどんでん返しなどに期待するとつまらないかもしれません。

ストーリー展開より、主演の演技合戦、イギリスの古い建物、妖しげな降霊祭、絶妙な音楽で、雰囲気を楽しむ映画です(;´∀`)

原作小説も日本で発売されてますが、映画と終盤の展開など違う点もあるので、原作ファンも楽しめるかと(*´-`)

好きな映画は?と聞かれ「雨の午後の降霊祭」と答えたら、
「あ、この人、筋金入りの映画好きだ!」と思われる作品( ´_ゝ`)
↑これマメな!
※おつぱいなし
桔梗F

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