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ロッキー・ホラー・ショーのvilljobbaのレビュー・感想・評価

ロッキー・ホラー・ショー(1975年製作の映画)
5.0
ワケが分からない40年前のホラー・ミュージカル。
だが私は完全に中毒症状になってしまった。
とんでもない映画に出会ってしまった。

最初のシーンがもう異質。めっちゃパロりたい。
ミュージカル映画で稀に見られる違和感はもちろんない。Dammit, Janetで始まるタラララタラララタラララタラララ♪の一瞬で音楽の世界に入り込めるのだ。
The Frankenstein Placeに入ってからは頭オカシイとしか思えないクレイジー物語が始まる。
だが、脇役の持つ個性に身を任せた絶妙に揃ってないダンス&演技と、ハイカラなレトロSF小道具が物語の世界観を広げるのに一役買っている。
ノリノリで歌って踊りながら観れるというのは、マジです。
これはもう、ひとつの芸術作品である。

ここからはレビューではなく体験談となる。
実はこの映画は「gleeのDVDが揃ったので、名作音楽映画をおさえておこう祭パート5」としてレンタルしてきたモノだったので一週間くらい前に既に観ていたんだけど、レビューをするのを控えていた。なぜなら、意味不明だったけどもっと理解したいという欲求が生まれたから。

視聴途中、Toucha-Toucha-Touch-Meを聴いて「これgleeで聴いた!」と気付き、Google先生に聞いてみるとまるまる1エピソード使ってこの作品をパロってた。衣装を見るとそんなエピソードもあったなと思い出したけれど、当時は何やってんだコイツらと思いながら観ていたよ。そして該当するエピソードも実際再視聴したり。
そのくらい、コアな層に人気のあるカルト映画らしい。

本作を観た初夜、いくつかの曲が脳内ヘビーローテーションしていることに気付き、YouTubeで観ているうちに頭から離れなくなった。ノリノリになって歌詞見ながら歌う練習までし始めた。筋トレしながら歌ってた。そのままヘビロテしたまま寝たら夢に出てきた。モブのスーツ集団に紛れて踊ってた。何故かヴァンパイアという設定になってた。

二日後、完全に中毒になり、既にスマホに複数の曲をDLまでしていた私は、もう一度観ることにした。
字幕を変えたら理解できるかもしれないというこじつけの理由で。
結局ストーリーの意味不明さは変化なしだったけれど、今度は最初から最後までノリノリだった。
TVに釘付けになり体をくねらせリズム刻みながらToucha toucha toucha touch me~ I wanna be dirty~♪と裏声で歌う21歳男性は、客観的に見たら気持ち悪かっただろう。親に見られなくてよかった。

今回のレビューは三度目の視聴の直後である。何度でも観るよ。
どうやら関東では年に数回上映会をやっているそうじゃないか。絶っっっっっっ対に行ってやるからな!!!

より物語をリアルに感じた理由がもうひとつある。
若き日のスーザン・サランドンが知り合いにあまりにもソックリすぎたこと。かなり興奮した。ドッベルゲンガーと思うレベル。
エロエロな服を着てくれるからさ、中学時代の同級生が出演してるAV観てるような感覚に陥ったよ。

レェッツドゥゥザタァイムヲアァプアゲエェェェェェン!!
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