愛なき女の菩薩のレビュー・感想・評価

看板に偽りありと言うか確かに「愛なき女」ではあるが正確に言うと「貞節や子育ての為に愛なき生活を選ばざるを得なかった女」と言ったところか。突如舞い降りた富に対する執拗な攻撃やルサンチマン拗らせ坊やから派生するミソジニーなんかは確かにブニュエルらしいのかもしれないが結婚凡庸なメロドラマ。もっと兄弟同士がドッロドロになってくれとも思ったがそれはそれで韓国ドラマみたいになっちゃう（観たこと無いただのイメージ）。父親の死に際が最早ギャグ、一切助ける気無くて笑っちゃう。