にく

飛べ!フェニックスのにくのレビュー・感想・評価

飛べ!フェニックス(1965年製作の映画)
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BSでR・アルドリッチ『飛べ!フェニックス』を途中から。砂漠に飛行機が墜落、水が尽きていく中、乗員らによる飛行機再建が開始される。ところが、設計士だと思っていた男がただのラジコン飛行機屋であったことが判明。実際、エンジン部を基に新たに形作られたその飛行機はどうにも飛びそうにない。
まぁアルドリッチは飛行機その物にはあまり興味がないのだろう。いかにも模型然とした機体が地上を離れるか否かという緊張は左程持続しないし、実際に飛び上がった飛行機も先程まで作られていたのとは明らかに異なる代物だ。目指されたのは砂漠という「密室」における乗員たちの心理劇、というわけだ。
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