1970年 アメリカ🇺🇸
バーバラ・ローデン監督・脚本・主演
離婚し子供の親権も失った女性がひょんな事から犯罪者と逃亡生活をする事になる話なのですが…
これはアメリカが見捨てた底辺の人の話
主人公が住むのペンシルベニアの炭鉱町
オープニングで彼女が歩く姿が全てを象徴しているようでした
「何も無い」「無価値な自分」
主体性のない女性がヤバい男に振り回されているだけ?
不器用な彼女に最初はイライラ
でも徐々に応援したくなってきます
登場する男どもは皆彼女を見下し雑に扱います
少しずつ本当に少しずつ変化していくワンダ
セリフが少ないのにちょっとした仕草や行動でいろいろ想像させてくれる作品です
バーバラ・ローデン初監督作品にして遺作
制作協力に当時の夫、エリア・カザンの名前も