さすらいの用心棒

たそがれ酒場のさすらいの用心棒のレビュー・感想・評価

たそがれ酒場(1955年製作の映画)
3.7
とある酒場の一夜の物語。

居酒屋に集う客や従業員たちのドラマを寄せ集めてできた群集劇。居酒屋のひと席ごとにドラマがあり、人生があるという当たり前のことを思い出させてくれる。主役が酒場内で絶えず流動し、通り過ぎるそれぞれの人生に戦後派の悲しみや意気込みが見えるのは、復員した内田吐夢監督だからこそか。