【何故ジョン・レノンは殺されたのか】
ジョン・レノン殺害犯マーク・デイヴィッド・チャップマンが、1980年12月8日にダコタ・ハウス前で犯行に至るまでの3日間を描いたお話。
大好きなビートルズの本を読んでいた流れで、観たことなかったこの作品を鑑賞。
もう少し、なぜチャップマンがジョン・レノンを殺そうと思ったかを掘り下げてくれたら、もっと意味のある映画になったんじゃないかな。
90分という短い時間だとどうしても、都会(NY)の片隅で鬱屈とした思いが爆発して引き金を引いたようにしか見えないから、どうしてもジョンが頭のおかしなファンに射殺されました。以上。にしか映らなかった。
チャップマン演じるジャレッド・レトのなりきりもすごいし、タイトル『チャプター27』の意味(チャップマンの愛読書で、ジョン殺害時に持っていた『ライ麦畑でつかまえて』のチャプター数が26だから)とか、カッコいい素材ばかりなんだから、もう少し時間かけて映画化して欲しかったなと。