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ゲゲゲの鬼太郎 大海獣のShoMのレビュー・感想・評価

ゲゲゲの鬼太郎 大海獣(1996年製作の映画)
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原作は「妖怪軍団」+「大海獣」。スケール感、演出、アクション、作画と90年代鬼太郎の中で一番バランスが良い。排除される側の怪獣の心情に寄り添うつくりが水木しげる。

聖地を荒らす日本人に怒った南方妖怪が日本を攻める。90年代鬼太郎が敵妖怪との和解が多いのは、妖怪側に人間を襲う正当な理由付けがされているから。開発で薬草がなくなってしまった、という環境破壊ネタがいかにも90年代鬼太郎。

松岡洋子の鬼太郎は、優等生的な戸田恵子と違ってドライながら根に優しさを持っている感じ。キジムナーを連結させて飛ぶ南方妖怪はちょっと可愛い。
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