超ベタベタな親子愛ドラマなんですけど、いろんなところが子供っぽいメルヘンチックな作品。
ただ、なぜか、とても面白く感じてしまうんですよね。
小さな男の子が、今まで接することもなかった父親と接するうちに、自分の中で押さえつけていたような少年性を取り戻していくような場面が…説明セリフではなく、映像で語られているような気がするんですよね。
その「父子の姿」が、なんかすごく良い。
タイトル「◯◯◯◯ ◯ ◯◯◯」も、息子に腕相撲を教えるときに激として飛ばしたり、自分自身のクライマックスで我が身で息子に見せる姿など、あぁ、いいタイトルだな、と思えました。
ただ、全体がとても子供っぽくなってしまっていると思うんです。
腕相撲大会の景品が最新のトラクター、という、「とても狭い世界」の物語であることとそうだし。
主人公が、なぜ妻・子供と別れてしまったのか、なぜ義父は娘の結婚を認めないのか、などは一切描かれない丸投げ感だったり。
スタローンはハマり役で、ある意味「スタローンでないと撮れない」映画でしたね。スタローンだから観れるのかな?