【死あるからこそ、人生は儚く美しい。】
病で死期が迫った男2人が海を目指すまでの冒険と友情を描く、トーマス・ヤーン監督によるドイツ産アクション・ロードムービー。CS録画より。
たまたま末期病棟の同室となったマーチンとルディが、死ぬ前に海を見たいと病院を抜け出し、図らずもギャングの車を盗み最後の旅へ。道中まさに怖いものなし、やりたい放題の2人の行動は、やがて警察をも巻き込む騒動へと発展していく。
めっちゃクールやんか(´✪ω✪`)
オープニングからラストシーンまで、ずーっとカッコいい。2×2の掛け合いも最高。もちろんエンドロールは、タイトルにもなっているボブ・ディランの同名曲カバー。これがまた沁みる沁みる…！
刻一刻と病魔が体を蝕むなか、障害を突破し、無事に2人は海を見ることができるのか───
憎めないギャングコンビの1人、アブドゥル役が『es』のモーリッツ・ブライブトロイ。
ドイツ人なのに、顔立ちのせいか何故かアラブ人設定（笑）この方の出演作3本目だけど、どれも好きだな。これが映画デビュー作だったようですね。
出番は少ないけど、ギャングのボス役でルドガー・ハウアーも登場。ボスなのにいい人♡既に大スターであったハウアーですが、本作の脚本に惚れ込み、オファーを快諾したのだとか。
ブラックジョークを交えた軽妙なセリフ回しや絵になるカット、音楽など、タランティーノを思わせるセンス溢れる作品でした。ポストクレジットも粋⭐︎
