Mrsフロイ

ブルベイカーのMrsフロイのネタバレレビュー・内容・結末

ブルベイカー(1980年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「大統領の陰謀」1976年から、最新作「ニュースの真相」までいつでも正義の側にいるロバート・レッドフォード。
荒れる刑務所の新任所長として囚人を装って潜入、政治の圧力や地元民の利権と真っ向から闘い民主的な自治の道筋を開くべく悪戦苦闘。実話の苦味溢れるラストに(涙)

本作は1980年の公開、1971年に学生ボランティアとして訪問した米国の刑務所の事を思い起こした。当時の私は、刑務所と言えば横縞の囚人服に鉛の重りを脚に鎖で繋いだ囚人逹の漫画ちっくなものしか思い浮かばない。
ところが訪問先の刑務所は、広々とした敷地に丸太のコテージが点在するまるでリゾートホテル!コテージの前には花壇があり、囚人逹が思い思いの植木を育てている。クラブ活動?も盛んでブラスバンドや絵画展等もあった。食堂で一緒に囚人逹と食事した私に、サンフランシスコ出身の囚人が、お前はもう少し英語を勉強せよとアドバイスしてくれた。
カルチャーショックとは正にこの事。

今思えば本作の主人公が目指していた刑務所は、私が訪問した刑務所のような所だったのかもしれない…(遠い目)
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