白血病の姉と姉のドナーになるために生まれてきた妹。
普通では考えられないことだけど家族それぞれの複雑な心情がとてもリアルに描かれていて心が揺さぶられた。
家族の中でお互いがお互いに刺激を受けて成長していくのが凄く感動的で子供が親を成長させることもあるんだなって思った。
子供を愛するってことは子供の望みを聞く=死を受け入れることに繋がっていて子供の気持ちも考えずに生きろ、生きろ、って言うのはある意味本当の「愛」じゃない。
ケイトとアナの姉妹愛には耐えきれない切ない想いが込み上げてきてラストにアナが
「大切なのは、私に素晴らしい姉がいたということ」
って言った瞬間、涙腺が崩壊。
「家族」について深く深く考えさせられる作品。