小僧

ライフ・オブ・デビッド・ゲイルの小僧のレビュー・感想・評価

4.0
大学教授で死刑制度反対活動家だったデビットゲイルは、同僚をレイプ後殺害した罪で現在死刑囚の身。が、彼のインタビューを通して実は冤罪なのではと確信し奔走する記者ビッツィー。
執行までの3日間、切迫した状況の中、デビットの回想とビッツィー達の捜査を中心に真相に向かう展開はドキドキ。冤罪を証明して執行を止められるのか、デビットを救えるのか…二転三転するストーリーに引き込まれてたら、終盤で見事にやられた。点と点が全部繋がって呆気に取られた時には既にエンドロールという巧さ。テーマがテーマなだけに重い余韻と心に響くラストは記憶に残る。
テキサスの死刑制度の背景を再現した社会派な印象も強く、死刑について、命の在り方についてかなり考えさせられる内容だった。

そして今回もケビンスペイシーの目に吸い込まれそうでした。マジで半端ない(語彙力)
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