ぴよ

伽揶子のためにのぴよのネタバレレビュー・内容・結末

伽揶子のために(1984年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

(4Kレストア)
弱火で煮込むような映画。終盤よかった。

4Kカラーの殿山泰司という珍しいものが見られた。

イマジナリーラインを意識すること自体が直接映画を面白くすることはないと思うが、無視するとガチャガチャして見づらい。編集の問題であって、優れたショットは多かった。

ジャン・ルノワールのようなボートのシークエンスと加藤武や川谷拓三の登場するシークエンスが緊張感があってよかった。特に川谷拓三の鬱屈には普遍性があった。

4Kの影がとことん暗く恐ろしい。
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